インタビュー
interview
開発の原点 - 一人の技術者の想いから始まった挑戦
マッスルスーツの開発は、創業者である小林教授が「もっと楽に作業ができるようにしてあげたい」と強く願ったことから始まりました。当時の市場には、高価で扱いにくい装置しかなく、「もっと多くの人が、手軽に使えるアシストスーツは作れないだろうか?」という問いが、私たちの挑戦の出発点となりました。試行錯誤の末、たどり着いたのが空気圧を利用した独自の人工筋肉技術です。
アシストスーツを開発するに至ったきっかけとは?
スイスから帰国した98年頃、日本製の二足歩行ロボットが世界的に話題になっていました。
技術的には確かにすごかった。
そこで、「本当に役立つものは何だろう?」と考えていたところ、
「自分が一番嫌なことを解決するもの」をつくりたいなと。
それが、「自立できなくなること。寝たきりになっちゃうこと」だったんですね。
そこから、「動けて、自立の補助ができる機械」ができないか、と思ったのがすべての始まりです。
開発にあたって苦労したことや、
思い出に残るエピソードは?
正直、世の中に全く存在しないものだったので、全てがチャレンジでした。
やっとできて、現場に行って試したら、一瞬で壊れてしまったり、成功よりも、失敗の連続でした。
それでも続けられた理由は、自分の中で「これは絶対に必要な技術だ」と思えたこと。もうひとつは試着して頂いた方に、「こういうのは絶対必要だよ」と言ってもらえたからです。
ふたつの想いが噛み合いながら、2013年にようやく、今の腰補助のカタチが生まれました。
完成した時の実感と
今後のビジョン
「すごい楽だ!」と喜ぶ人々の声を聞いて、マッスルスーツの完成を実感しました。
当初の課題であったコストや重さを解決するため、一から作り直し、軽さと使いやすさを徹底的に追求。その結果、開発初期の半分以下の重さ、そして約20分の1の価格を実現しました。
これからも、本当に必要とされるもの、困っている人々を助けるものをひたむきに作り続けていきます。
