製造業における人手不足や就業者の高齢化が進むなか、現場で働く作業員の身体的負担を軽減し、誰もが安心して長く働き続けられる環境を整備することは非常に重要な課題です。特に、重量物の持ち上げや中腰姿勢を繰り返す作業は腰部への負担が大きく、生産性を維持しながら作業負担を軽減する実効性の高い対策が求められています。
水酸化アルミニウムやアルミナの生産・販売を行う日本軽金属株式会社 清水工場様では、製造現場での重筋作業による身体的負荷を低減し、持続可能な現場体制を構築するため、アシストスーツ「マッスルスーツ Every」を導入されました。

導入前の課題:1個約25kgの製品持ち上げ作業と、機械化が難しい現場環境
同工場の生産現場では、包装された1個約25kgの製品(研磨用材料)をパレットへ積み付ける手作業があり、1日に約150〜250個を取り扱っています。かがんで重量物を持ち上げる動作を1日中繰り返すため、作業者の腰にかかる負担は非常に大きく、作業の合間に休憩を挟んだり背中を伸ばしたりしながら対応せざるを得ませんでした。
また、バランサーなどの設置による全自動化も検討されたものの、コスト面やフォークリフトでの移動工程が混在する作業環境上の都合により、設備導入による解決が難しい状況にありました。さらに、顧客の細かな要望に応えるためには「人によるきめ細やかな手作業」を残すことも重要であり、人が行う作業そのものを身体的にサポートできる手段が求められていました。
選んだ理由:人に寄り添うサポート力と、現場で実感した着脱のしやすさ
設備投資による直接的な機械化が難しかったため、作業者自身の身体を直接補助できるアシストスーツの導入に着目。社内での試着体験を通して、実際の作業環境における使用感や作業性の検証が行われました。
実際に試着した作業者から「かがんだ姿勢を起こしてくれる感触があり、腰の負担が軽くなる」「エアーの反発力を自分に合わせて簡単に調整・微調整できる」といった高い評価が得られたことが選定の決め手となりました。また、フォークリフト乗降時の動作や着脱のしやすさなど、現場スタッフの使いやすさが尊重されたこともスムーズな導入につながりました。
導入効果:作業時の腰の負担感が激減し、安心して取り組める職場環境へ
「マッスルスーツ Every」の導入により、かがみ込みから体を起こす際のアシスト感がしっかりと機能し、長年の課題であった重量物積付作業における腰への負担が大幅に軽減されました。
現場からは「使っていると腰がとても楽になる」といった実感の声が届いており、作業の合間に無理な体勢で腰を休める回数も削減。作業者の疲労軽減とモチベーション向上を達成し、現場の安全衛生対策および労働環境改善に大きく寄与しています。
現場スタッフ様の声
「姿勢を起こしてくれる感覚があり、腰への負担が軽くなったことを実感」
1個約25kgの製品をパレットに載せる作業を1日中行っており、かがむたびに腰への大きな負担を感じていました。バランサーなどの機械化が難しい作業だったため、人が行う作業そのものをサポートできるマッスルスーツを試着しました。
実際に使ってみると、姿勢を起こしてくれる感覚があり、腰への負担が軽くなったことをしっかり実感できました。エアーの補助力を自分に合わせて調整できる点や、着脱が簡単な点も非常に使いやすいです。現場の腰への負荷を減らすことができ、導入してもらえて本当にありがたいと思っています。
(日本軽金属株式会社 清水工場 生産部・安全衛生事務局の皆様)
