女性・高齢の技能員の作業負担を軽減 し、活躍し続けられる現場に【トヨタ車体株式会社】

 

トヨタのミニバン・商用車・SUVの製品開発・生産を行うトヨタ車体株式会社。女性や高齢の技能員などの作業負担の軽減を目的にマッスルスーツを導入頂きました。導入の経緯や利用シーンについて、いなべ工場物流課 課長の岳野和彦様にお話しを伺いました。(以下、敬称略)

 

▼ご利用中のマッスルスーツ:マッスルスーツSoft-Power(ソフトパワー)

 

――所属部署と所属部署のお役割を教えて頂けますか?
岳野 いなべ工場 車体部 車体物流課です。当部署は工場内のプレス工程とボデー工程、および仕入先からの部品受入、供給、出荷に関連する構内物流をおこなっています。

――御社の事業や製品・サービスなど、簡単にご紹介をお願いします
岳野 三重県のいなべ工場は、トヨタのミニバンの主力工場として、アルファード・ハイエースなどを生産しています。

――マッスルスーツ導入前の課題を教えて頂けますか
岳野 女性、高齢者の技能員が増加する中、現場で活躍し続けてもらうために、作業の身体的負担を軽減できる補助具(アシストスーツ)を導入したいと考えました。
女性の雇用に関しても、新卒採用を増やしており、今後ますます増加していきます 。また腰に不安のある技能員に、労働疾病の予防はもちろん、安心して元気に働き続けてほしいと考えています。

――その課題に対して、今まではどのようなアプローチをされてきましたか?
岳野 溶接、組立工程などは 年々機械化を積極的に進めていますが、物流部門では技能員による産業車両の操作、運搬、投入作業がいまだ中心です。「立つ、歩く、しゃがむ、持ち上げる、振り向く」といった技能員の各動作での負担軽減と、当課の特徴である産業車両の運転操作時も、装着したまま使用できる唯一の補助具として、アシストスーツを選定・導入させていただきました。

――マッスルスーツは何でお知りになりましたか?
岳野 アシストスーツ協会の合同体験会で知りました。

――マッスルスーツの導入の決め手は何ですか?
岳野 作業の特性上、リフトや運搬車などの車両の乗降が発生するため、「都度の脱着を必要とせず、安全確認のために振り向く動作の妨げにならない点」と「軽量かつ技能員の身体的ストレスにならない装着感』、また女性や高齢者も利用するため、身長、体格差にも容易にアジャストできる点であることも決め手となりました。補助力に関しても効果をしっかりと感じました。

――どんなシーンで使っていますか?
当課構内での仕分け、供給作業で使用しています。主に各工程への部品の運搬を行っており、数百回行う10kg越 のポリ箱の運搬や、運搬のためのけん引車やリフトへの乗降が発生する現場です。

――マッスルスーツを使ってやりたいこと・期待したいことは何ですか?
岳野
 当たり前にアシストスーツがある環境をつくり、作業がつらい、重たいなどの作業負担を払拭していきたいと考えています。アシストスーツが必要な技能員(特に女性、高齢者)に展開し、作業の身体的負担を軽減し現場で活躍し続けてもらいたいです。

 

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