冬場の自動車整備士必携!マッスルスーツでタイヤ交換の負担軽減【カーテックウカイ】

タイヤをはじめ、重い物の運搬や修理の際に中腰姿勢になるなど、何かと腰に負担がかかることが多い職業・自動車整備士。

滋賀県水口市にあるカーテックウカイも「地域の車の総合病院」と自らを呼び、自動車整備の仕事で毎日忙しくしているそう。そんなカーテックウカイ代表取締役の鵜飼 龍馬さんに、マッスルスーツの導入に至った経緯と使用感についてお話を伺いました。


▼ご利用中のマッスルスーツ:タイトフィットMLサイズ

自動車整備士にとって腰痛は職業病

――カーテックウカイの事業内容について教えてください
創業33年の地域密着型の自動車整備工場です。車のかかりつけ医みたいなもので、車に関する困りごとがあったらすぐに思い出していただけるような場所を目指しています。変な音がするなど小さいことでも気楽によっていただけるようなところですね。

――腰に負担がかかる作業というのは具体的にどのような作業でしょうか?
当社は滋賀県の南の方の地域で、積雪するのは年に一回あるかないかですが、県内でも一番冷え込みがきつい地域にあたります。なので道路の凍結が厳しい地域なんですね。12月の初めくらいにみなさんタイヤ交換されにいらっしゃいます。そうすると普段の仕事に加えてタイヤ交換の予約が殺到します。タイヤって重い物になると15キロはあるんです。それを付け替えるために上げ下げしたりして1日最大で20台とかタイヤ交換の作業に費やします。

そうするとやっぱり腰に負担がかかるわけです。腰に関していうと、従業員は冬場に病院へ通うことがたびたびありました。病院に行ったり整体に行ったり、みんな何かしら経験済みです。

まわりの同業他社さんのお話を聞いていてい多分私が推測するに、整備士の仕事にかかわる人の8割くらいは腰痛持ちじゃないでしょうかね。

半信半疑でお試し。その効果は?

――マッスルスーツはどのようにして知られたのですか?
冬のつらい時期に向けて、作業をサポートしてくれるようなものはないかと探していました。介護用アシストスーツみたいなものがあると、テレビでも放送されていたので興味を持っていましたが、それが電動タイプであったり、非常に高価な物であったりとなかなか手が出せませんでした。

そんなとき、ちょうど昨年の10月くらいにインターネットでいろいろと検索していたら、たまたまマッスルスーツの広告が目に入りました。「これなんだろう」と思いイノフィスのホームページを見ると、工場や農場で作業されている中腰姿勢の方の使用事例を見て、これ絶対うちでも使えるだろうなと思いました。ネットで見ただけではどんな商品か分からないので、一度試着させてもらうことにしたんです。みんなで試着して一人ずつ試したところ、腰の負担が少なく非常に楽でした。物を持ち上げる際に、力が腰に集中せず楽に持ち上げられるということで、これは導入しようとなり2着購入しました。

――初めてマッスルスーツを見た時、どんな印象でしたか?

最初手で持ったときは、実際に着たら重そうだな…と思いましたね。でも肩からリュックのように背負いますし、空気を入れるとそこまで重さは感じなかったです。実際にうちと取引のある業者さんにもマッスルスーツを着てタイヤを持ってもらって、マッスルスーツを外して持ってもらったんですね。「全然違う。タイヤ軽く持てる」って言っていました。

――12月のタイヤの交換が集中する時期に導入されましたが、去年のシーズンはずっとお使いいただいたんですか?

はい、使用しました。タイヤの交換で集中するときは、F1のピットを想像してもらうといいと思います。マッスルスーツを着た者が2名いて車をテーブルリフトというもので上げます。マッスルスーツを着た2名が、左右からタイヤをパパッと外してタイヤを取り付ける。マッスルスーツを着たまま車の運転はできませんから、タイヤ交換は車を乗り入れさせる者、両サイドからマッスルスーツを常時装着した者がタイヤの取り付けを行うという3名体制で行うとスムーズに進みました。

職場の休職・離職リスク軽減、人材採用にも

――マッスルスーツの導入にあたり、実作業以外で何かメリットを感じるシーンや期待されることはありましたか。

腰に負担をかけないために購入したので、社員からも好評で会社がここまでしてくれるというのは好意的に捉えてくれています。去年のシーズンは、腰が痛くて動けなくなる者が一人もいなかったですし、うちも余剰人員があるわけではないですので、誰が欠けてもうまく回らない状況ですから、やっぱり負担を減らせるようにとは考えてまして。投資した分社員の健康が守られて仕事がうまく回るのに越したことはないです。福利厚生としていい商品だと思います。

それからこれから期待することとして、新しい人を採用するときに有利にはたらいてくれたらな、ということも考えています。今後うちも新たな人を採用して人材育成していかなければと思っていますので、カーテックウカイではマッスルスーツを取り入れているから、タイヤ交換のときも楽だよというのが伝えられますよね。この会社さんはここまでやってくれているんだということが分かってもらえるといいですし。

――肉体的な作業内容から、女性の参入は難しい印象にありますが、マッスルスーツの導入により、採用の幅も広がるでしょうか。

他の仕事に比べて体的に楽な仕事でないのは間違いありません。ただ、車が好きな女性ももちろんいらっしゃるし、女性のお客様にわかりやすく車の不具合の箇所を専門用語を使わずに説明できれば、お客様も納得してくれる部分が大いにあると思います。そういう点で、うちは性別は問いませんし、こういったもので負荷が軽減できるのであれば女性にも職業の間口が広げていけるのでは、と思っています。

――経営の視点から、マッスルスーツの価格帯はいかがでしょうか

高額な商品だったので正直悩みました。ですが、ちょうど決算もありまして数字の部分で一括購入しても経費送金できるかなという部分がありましたから、今回購入させてもらいました。

分割払いの月々42回払いで買ったとしても月3,500円支払いだと1日約100円。購入する側も1日100円だと病院にかかるより安いし、作業者が穴をあけることによって負担がかかるということを100円で回避できる。

休職だったり離職だったりを考えるとそれらを考慮すれば、この金額でリスクを減らせるのであれば導入してもいい価格帯でした。

そういった点でも、自動車整備の仕事に関わる人は百聞は一見にしかず。ぜひ使ってみてほしいなと思っています。

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