1回3トンの製造もムリなく可能に!有名茶葉製造工場の会社を強くするための挑戦【杉山製茶工場株式会社】

ぐり茶・杉山伊東店外観

伊豆半島で売っているお茶はほとんどがこれ、と言われるほどの伊豆・伊東の名産・ぐり茶。その製造を手掛ける杉山製茶工場様でもマッスルスーツが活躍しています。

お茶の世界は昔ながらの製造・製法で運営されているというイメージがありますが、会社の若返り・効率化を進める同社では取り組みを進める中で、思わぬ現場負担が起きていたそう。その解決策として、どうしてマッスルスーツを活用しようと思ったのか?新しい取り組みを進めるにあたり現場から反発などなかったか?そのあたりを代表の杉山博彦さんに詳しくお聞きしました。


▼ご利用中のマッスルスーツ:ソフトフィット&タイトフィットMLサイズ

製造効率化とスタッフの作業量。バランスよく解消を

―――まず、会社のことを教えてください。

我々株式会社杉山製茶工場は昭和52年の創業です。ぐり茶と呼ばれる、このあたりの名産であるお茶を製造して直営店やオンラインで販売する、製造小売販売業を営んでおります。現在従業員は21名、うち、製造工場で働いているのは5名です。

―――御社では計3台マッスルスーツを導入いただいていますが、製品をはじめて知った経緯は?

とにかくお茶が入っている箱の荷下ろし作業をラクにしたくて、はじめは産業ロボットを探していたんです。でも、どうしても設置場所の確保とコストの観点で折り合いがつかず、導入を断念しました。どうしようかと考えていた時、たまたまマッスルスーツを見つけたというのが経緯です。

よくよく調べていくと茶葉を保管する冷蔵庫などの温度が低い場所でも問題なく動くし、産業ロボットと違って持ち運びして使いたいところどこでも使えるということで、これはいいと思い試しに1台購入しました。

―――購入前に試着はされましたか?

いえ、まったく。笑
とりあえず現場で試してみないとわからないだろうと、ウェブで見ただけで、すぐ購入しました。勢いで購入できる価格帯でもありましたし、こういった新しいものが大好きで、こういうものは積極的に試していこう!という気持ちもありました。

―――そういったものを探していた、もともとの目的は何でしょうか?

自分の代になってから、会社をあげて効率化や省力化を進めていった結果、別のところで作業量、というか頻度が上がって人に負担がいくようになってしまったという背景があったからです。

たとえば、3トンのお茶というのは、昔は1週間かけて作っていた分量なんですね。これ、業務効率化を進めた結果、今だと2時間半でできます。こういった効率化をどんどん進めていくと、一方で人がやらなければいけない荷役作業、この作業も1週間分に分散されていたものを2時間半でやらなければいけなくなります。3トン分のお茶を運ぶ作業が1週間から2時間半でとなると、これは大変な負担です。

効率化を進める一方で、負担が増えてしまう部分をバランスよく解消していきたい、そう思ったときにぴったりはまったのがマッスルスーツだった、ということになります。

―――人の作業負担が増えていくことで、会社としてもマイナスを生んでいましたか?

やっぱり心配するのは、身体を壊して離職や休職する従業員が出ることです。会社として従業員の若返りを図っても、こういった作業負担で経験を積んだ従業員が1~2年単位で辞めてしまうこと、これは本人にとっても会社にとっても一番のマイナスになります。効率化を進めると同時に、増えた負担を合わせて解消したいというのはずっと課題になっていました。

現場では100%稼働中。新しい取り組み成功のカギは、実施する意義の共有と継続

25kgのお茶の葉が入った箱を積み上げ作業

―――具体的には、現在どんなシーンで活用されていますか?

お茶のブレンド作業時です。1度に3トンの茶葉を機械に投入して製造しますが、原料の投入とブレンドされた茶葉を箱詰めする作業、これは人の手で行っています。原料の箱は1箱25kgあるので、3トン分でそれを投入するとき120箱分、出てきた茶葉を詰めたものも120箱分、合計240個もの重量物を1度に人が運んでいるんですね。多い時だとこれを2回転します。この作業を1日何もなしでやると、複数人でやったとしても、次の日身体は筋肉痛、もしくは動けないといったことになります。

―――従業員のみなさんの反応は?

ラクすぎて筋肉落ちちゃうんじゃない?と言っていました笑

装着自体は難しいものではないので、簡単でした。空気を入れて使うというのも事前にウェブサイトを見て勉強していたので比較的スムーズにいったと思います。

現在30~40代の男性がメインで使っており、もともとは3人で製造は動かすようにしていたのが、今では2名でもいける体制にはなっていますね。費用対効果で言うと、おつりがくるほど十分あると思っています。

―――導入推進する方と実際現場で使う人で、使用に対する温度差が出たり、抵抗があったりということがあると思いますが、その点いかがでしたか?

会社全体でこういった取り組みをする意義については常日頃共有するようにしています。いろいろ新しいことをはじめてみるのはめんどうと思うかもしれないけれど、結果会社を強くするため、みんなの仕事や待遇をもっとよくするためにやっていることだよ、と。こういった効率化や省力化の取り組みも最近はじめたものではなく、時間をかけて進めていったという背景もあって、新しい取り組みを従業員もすんなりと受け入れてくれる土壌はあったように思います。

なので、現場ではじめから拒否反応が出るということはありませんでした。これは私たちの作業をラクにするための取り組みなんだ、と思って使ってくれていると思います。現在3台導入していますが、すべて100%稼働しています。

それから、マッスルスーツの導入後、製造にかかる時間を現場の人間に測らせたり、翌日の身体の状態がどうだったか、検証してほしいと伝えていました。導入前と後でどう変わったか、自分たちで可視化できるようにすること、突き詰めることが新しいものを導入してうまくいく方法だと思います。上から言っても、結局効果が自分たちでわからないものには懐疑的になるでしょうし。

若い人でも働きやすい環境づくりで、業界自体も進化

作業場の手に取りやすい場所にフックを設置して保管されているマッスルスーツ

―――100%稼働しているというのがすごいなと思います。

使ってラクだというのが実感できているのが一番です。装着の手間はありますが、それを超えるメリットがあるので。私から従業員に強制的につけろよ、ということは一切言っていません。

―――ありがとうございます。最後に、これからマッスルスーツに期待すること、こうなったらいいなということを教えてください。

従業員が長く、健康に勤められる会社を目指していきたいと思います。過去最短3日で辞めてしまった人もいたので、身体が辛すぎて離職・休職する、ということは減っていくのではないかと思っています。

業界的に意外と古い風習のようなものもあるので、マッスルスーツもそうですが、どんどん新しいものを取り入れ発信して、若い人も入りやすい環境づくりができるといいなと思います。20代の子でもお茶づくりはじめてみようかな、という雰囲気や環境づくりができれば、業界自体も成長していってくれますよね。

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