
4月28日は「労働安全衛生世界デー」 “働きやすさ改革”が進む製造現場、食品メーカーが評価した イノフィスのアシストスーツ導入の舞台裏
マイクロ波機器製造・販売をおこなう株式会社ニッシン(兵庫県宝塚市)に、アシストスーツ「マッスルスーツSoft-Power」を導入いただきましたので、ご紹介いたします。
世界的な半導体需要の高まりを背景に、関連装置の製造現場では出荷量が増加し、人の手による工程の負荷も増しています。とりわけ、重量物の移動や、中腰・前傾姿勢での検査作業など、身体に負担のかかる工程が常態化しており、腰痛や慢性的な疲労のリスクは年々高まっています。
さらに日本の製造業全体では、人手不足や現場作業者の高齢化が深刻化しています。特に腰痛は、一度発症すると長期化・慢性化しやすく、休業・離職の引き金となるケースが少なくありません。厚生労働省が発行している製造業向けのリーフレット「重量物取扱いなどによる腰痛を予防しましょう」によると、腰痛による労働災害で年間600~900人が4日以上の休業を余儀なくされています。
こうした背景から、現場の安全性や作業環境の改善は、企業の生産性や持続可能性にも関わる重要な経営課題となっています。
当社は事業の一つであるマイクロ波機器の製造・販売を行っています。半導体需要の高まりを背景に、マイクロ波機器の出荷台数も増加傾向にあり、検査工程における作業負荷の増加が課題となっていました。特に、電源装置(30~50kg)を棚から台車へ、またはパレットへの積み下ろしといった重量物の取り扱い作業が増えており、作業者の腰への負担が気になっていました。
以前もアクティブ型(電動)のアシストスーツの導入を検討しましたが、「脱着の煩雑さ」がネックとなり、導入には至りませんでした。マッスルスーツSoft-Powerはトライアルさせていただいたところ、装着のしやすさやスリムなデザインが業務の妨げにならず、非常に実用的だと感じました。特に装置の干渉が少なく、フリーサイズで多くの作業者が使える点から導入を決定しました。
電気不要。屋内外問わず、様々な作業シーンで活躍する、サポータータイプのマッスルスーツです。マッスルスーツシリーズで培った人工筋肉のアシスト技術をサポーターの背面部に組み込むことで、サポータータイプでは最強クラス※1の補助力を実現。腰の負担を35%※2軽減します。製造・物流倉庫での持ち上げ・持ち運び作業や、介護現場でのつらい姿勢維持、農作業の前傾姿勢など腰に負担のかかる作業で効果を発揮します。
製品名:マッスルスーツSoft-Power®
メーカー希望小売価格:59,400 円(税込)
サイズ:1サイズ(適用身長:150 ㎝~190 ㎝、ウエストサイズ:フリー)
ブランドサイト:https://musclesuit.co.jp/soft_power/