高齢化が進む日本では、介護需要が増加し続ける一方で、介護現場では慢性的な人手不足が深刻な課題となっています。厚生労働省の推計(※)によると、2026年度には約25万人の介護人材の不足が見込まれており、今後も今後も介護人材の需要は増加の一途をたどると予想されています。また、介護職員の身体的負担も課題となっており、利用者の移乗介助や排泄介助、入浴介助といった作業は、腰痛を引き起こす主な原因とされており、離職理由に腰痛が挙げられることも少なくありません。
こうした状況を受け、介護施設ではロボットスーツや介護ロボットなど、身体的負担を軽減するための機器を導入する動きが進んでいますが、依然として導入コストの高さや共有利用による制約、操作習得の負担により職員全員が自由に使える環境の実現は難しいのが現状です。装着が簡単で軽量、かつ手頃な価格を実現した「マッスルスーツSoft-Power EASY-LIFT」のようなアシストスーツの導入は、介護現場の作業環境の改善と、人材確保に寄与する重要な解決策になり得ます。
※厚生労働省「第９期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」
アシストスーツ導入事例（介護）｜「職員1人1台のマッスルスーツ導入」が実現。医療法人社団 幹人会。
■深刻化する介護業界の人材の不足・腰痛などの身体的負担をマッスルスーツで解決へ
■介護施設ユーザーのコメント（医療法人社団幹人会 品質・リスク管理マネージャー 大塚様より）
私たちの施設では、長年、介護スタッフの腰への負担軽減に取り組んできました。介護の現場では、利用者の移乗介助や、排泄介助など、腰に大きな負担がかかる動作が日常的に行われています。これらの繰り返される動作が、スタッフの腰痛や離職に繋がってしまうという深刻な問題を抱えており、様々な介護ロボットを導入し、試行錯誤を繰り返してきましたが、十分に活用できないという課題がありました。
今回導入したマッスルスーツ「Soft-Power EASY-LIFT」は、軽量で簡単に装着でき、費用対効果が高い点が魅力です。夜勤に入る常勤の全職員に1着ずつ支給することで、いつでもどこでも気軽に使用できる環境を整えることができました。導入後、職員からは「腰への負担が軽減された」「作業効率が向上した」といった声が多数寄せられています。特に、夜勤時の利用者の移乗介助や、日中の入浴介助など、体力を消耗しやすい場面でその効果を実感しているようです。
マッスルスーツの導入は、介護現場の働き方改革の一歩であると考えています。職員の健康を守り、働きやすい職場環境を整えることで、より質の高い介護サービスを提供できるようになると確信しています。
また、当施設だけでなく出来れば多くの介護施設で、みんながこれを使えたら、介護の業界がいつまでも元気で働けるようになり、腰痛で辞める人がいなくなるのでは、と思います。今後とも、職員の声に耳を傾けながら、より良い介護環境づくりを目指してまいります。
介護施設 現場職員の声
・ 「マッスルスーツは、まるでエプロンを付けるように日常に溶け込んでいます。特に利用者の方を起こす動作で効果を実感しています。装着が簡単で、着けてすぐに体が楽になるのが嬉しいです。」
・ 「夜勤中の靴の着脱や排泄介助といった小さな動作の負担が軽減され、終業時の疲労感が全然違います。マッスルスーツは仕事の流れを変えることなく自然に使える点が素晴らしいですね。」
・ 「夜勤で使用しましたが、腰への負担が確実に減っていると感じます。薬を飲ませる動作など、少しかがむだけでも効果を実感しています。」
・ 「車いすへの移乗やおむつ交換で使用しています。特に腰痛を持つ私にとって、背中の引っ張り感がサポートされているのを感じ、非常に助かっています。」
参考：医療法人社団幹人会様のホームページにて当社のマッスルスーツをご紹介いただいておりますhttp://www.kanjinkai.net/9315
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日々腰の負担の大きな作業をしている方々に向け、しっかりしたアシスト力と、作業の邪魔をしない衣服のような身軽さはそのままに、個人でも導入しやすい手頃な価格を実現したエントリーモデルです。腰部の負担を 33％軽減し、本体重量も 310g で軽く動きやすいのが特徴です。また装着も簡単で、洗濯可能で取扱いが簡単なことも魅力の一つです。
製品名：マッスルスーツ Soft-Power EASY-LIFT
メーカー希望小売価格：22,000 円（税込）
サイズ：１サイズ（適応身長 150~200cm）