特別養護老人ホーム仁生園は、昭和48年5月に山梨家県下の民間施設第一号として事業を開始しました。令和4年で50周年を迎え、八ヶ岳南麓での福祉サービス提供を通じて地域社会に貢献されています。
マッスルスーツSoft-Powerを導入された経緯や変化について、園長 竹中様、事務局長 久保倉様、部長 坂本様、実際に使用している職員の方々にお話を伺いました。
▼ご利用中のマッスルスーツ:マッスルスーツ Soft-Power(ソフトパワー)
アシストスーツ導入事例(介護)|DX化で長く働ける環境づくり。特別養護老人ホーム 仁生園


――導入の経緯を教えてください。
<竹中> 介護のDX化を進める取り組みの一環で導入しました。実は数年前に一度、国の補助事業で介護ロボットを導入したことがあったのですが、当時試したものは脱着が難しいといった理由でなかなか効果を発揮できませんでした。
改めてICT化・DX化というレベルの高い介護を目指す中で、東京都にある介護施設の視察をしたところマッスルスーツSoft-Powerの存在を知りました。以前導入した介護ロボットとは全然違う形だったので、「なにこれ、本当に効果あるの?」という印象もありましたが、トライアルを実施し、職員の意見を聞きながら導入を進めました。

―導入する前はどのような課題があったのでしょうか
<竹中> 導入を進めた背景としてはやはり職員の腰痛の課題です。腰痛検査を定期的に実施していますが、慢性的な腰痛を抱えている職員は非常に多いです。そのため施設として腰痛ベルトをほぼ全員に支給しています。しかしながらこれは根本的な予防・負担軽減ではないので、依然として別の対策は必要でした。

―マッスルスーツの導入状況を教えてください。
<坂本> 施設の全職員は120人ほどで、マッスルスーツSoft-Powerを10着、4フロアに配分して設置しています。

―どういった場面で使用していますか?
<職員> 移乗や排泄介助、入浴介助をメインで使用しています。夜勤中など、3~4時間そうした業務が続くときは、体感的には半分くらいに負担が減っていると感じます。以前は1,2カ月に1度はぎっくり腰で動けなくなるほどだったのですが、マッスルスーツを導入してから3カ月以上、一度もそれがありません。
―マッスルスーツを使用するようになってから、どのような変化がありますか?
<職員>仕事終わり、背中とか腰が結構痛かったのですが、マッスルスーツを使うようになってからは疲れや痛みが少なくなりました。まだ動けるな、という活力も出てきます。
<坂本> また、介助をするときに気持ちの余裕が出来るところも良いと思っています。利用者の方を抱き上げるときに、腰を痛めるかもしれないな、と不安を感じながらするのと、そうでないのとでは職員にとっても良くないですし、利用者の方も恐らく不安を感じ取ってしまいます。無理のない介護が出来ることによって、利用者の方も安心して生活の質が高まることに繋がれば良いと思います。
―マッスルスーツに今後期待することはありますか?
<竹中> 現時点まだ全員が使うということにはなっていないですが、今後少しずつ広がっていけばよいと思っています。また直接の介助以外、例えばシーツ交換などの作業も中腰姿勢が続くので、そういったところへも利用範囲を広げていきたいです。
腰を痛めたりといった体調不良で人員が抜けてしまうのは、本人にとっても、そこをフォローする同じフロアの職員にとってもつらい部分があります。施設としても、せっかく休むなら体調不良ではなくて元気に遊びに行ってリフレッシュするために休んで欲しいと思います。
まだまだ体力勝負のようなところもあるので、介護施設で長く働けるようにするには、こうした介護ロボットなどのDX化を進めていく必要があると考えています。