マッスルスーツが養鶏業にもたらす変革【農事組合法人 三吉食鶏組合】

栄養価が高く、比較的安価で購入できる鶏卵や鶏肉は、今や私たちの食卓に欠かせない食材です。令和元年度の消費量は10倍以上の13.9kgまで増加し、ほぼ一貫して増加を続けています。一方で養鶏場の数は小規模層を中心に減少傾向が続いています。鳥取県日野郡に農場を構える三吉食鶏組合は、従業員の高齢化と若手の減少という課題への解決策のひとつとしてマッスルスーツを導入しました。導入の経緯と変化について、片岡様にお話しを伺いました。

――導入された経緯を教えてください。

片岡 弊社は養鶏業でブロイラー生産をしています。主に集鳥、出荷籠の積み込み作業があるのですが、これまでは出荷メンバーの年齢も若く人出を補充していけば特に問題がない状況でしたが、近年、若手の人出不足やメンバーの年齢も上がり、改善策はないか探していました。展示会等で補助スーツが出ていると聞いたことがあり、厚生労働省のHPより製品名を知りました。

――導入の決め手は何ですか?
片岡 腰痛対策が出来て、電力不要で装着が簡単だったことです。メンテナンスも簡単だしパーツ単位で修理部品が購入できるところも良かったです。機能面からみても値段が比較的リーズナブルである事も決めてのひとつでした。

――職場ではどんな課題があったのでしょうか?
片岡 従業員の高齢化や近年は若手の人出不足に加え、出荷する鳥の体重も増えた事で重労働の負担がありました。1時間連続する作業が最後までできず、途中で担当者を変える必要がありました。

――実際に導入されて、どのような効果がありましたか?
片岡 今までは帰宅後数時間横にならないと日常生活に戻れないほど腰痛が酷かったですが、マッスルスーツを使ってからは1時間連続して作業が出来るようになったり、帰宅後は横になる必要もなく自分の時間に使えるようになりました。

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