【イベントレポート】City-Tech.Tokyo内イベントで、アシストスーツ市場背景と「マッスルスーツ」実験結果を紹介

イベント「ユニコーン級への急成⾧を期待されるスタートアップ」に登壇

イノフィスは、2023年2月27日(月)~28日(火)に日本・東京にて開催されたグローバルなイノベーションイベント「City-Tech.Tokyo」に出展しました。同イベントでは、当社の歩みと製品を紹介。また、イベント内セッション“ユニコーン級への急成⾧を期待されるスタートアップ“に東京コンソーシアム選抜・支援のスタートアップとして登壇しました。
今記事では、当日のプレゼンテーション内容をご紹介します。

東京コンソーシアムとディープ・エコシステムについて

東京コンソーシアムは、スタートアップの成長加速や、都内のスタートアップ・エコシステム形成による、イノベーションの社会実装を支援することにより、地域への還元や東京の経済の持続的な発展を目指す、東京都によるプロジェクトです。
プロジェクトに参画している企業の中でも、海外展開を視野に入れ、今後急成長が見込まれるスタートアップを選抜の上で集中的に支援する「ディープ・エコシステム」。
イノフィスは2022年に「ディープ・エコシステム」における支援対象企業の一つとして選ばれました。
これにより、国内外のエンドユーザーのご紹介、海外市場における介護分野の市場調査のご協力やイベントの参加、など東京コンソーシアムのネットワークを活かした支援が予定されています。

イベントに登壇「課題先進国日本から生まれたマッスルスーツで世界を目指す」

<アシストスーツの市場背景>

登壇者_当社執行役員 依田大(よだ まさる)

「イノフィスは、2013年に東京理科大学教授の小林宏が設立しました。腰や腕をサポートするアシストスーツ「マッスルスーツ」シリーズを開発し、累計25,000台以上を販売しています。これは世界最大級の規模で、「マッスルスーツ」がこれほど販売数を伸ばした要因としては、日本の高齢化社会と労働力不足があります。
例えば流通業界では、体力勝負の仕事のため新規雇用が難しく、特に若手の雇用が課題となっています。また、従業員の高齢化が進んでいます。さらに、労働環境の改善というのが課題となっています。
介護の業界でも同じような問題を抱えています。高齢化によりケアが必要な方々が増えていますが、体力勝負の仕事のため、新規雇用が難しい状況です。また、人を持ち上げたり腰掛けさせたりというケアにより、多くの方々が腰痛に悩んでいらっしゃいます。流通業界と同様、労働環境の改善が急がれるわけです。アシストスーツは、こうした課題に対する一つのソリューションとして求められ、製造業、物流業界、介護、農業など様々な業界で使用されています。

<マッスルスーツについて>

当社のアシストスーツ「マッスルスーツ」シリーズは、バッテリーやモーターを使用しないため、充電が不要です。電力を使わないため水やダストへの抵抗も強く、軽量で装着しやすいのが特徴です。また、アシストスーツ業界の中でも手ごろな価格でご提供しています。
「マッスルスーツ」の効果を実感いただける実験結果を用意しました(※画像内のグラフ参照)。「マッスルスーツ」なしで箱を持ち上げる場合と装着した場合を比較すると、腰への負荷が大きく違うのがお分かりいただけると思います。

<今後の展開について>

現在「マッスルスーツ」は、ヨーロッパ・アジア・北米の世界18か国で展開しており、2023年春には、プロダクトのラインナップ拡張も予定しています。また、現在北米での販売に向けて販売パートナーを募集しておりますのでご興味のある方はお問合せください。
これからの「マッスルスーツ」シリーズに、どうぞご期待ください。本日はお時間をいただきありがとうございました。」

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